映画の面白さがここに「瞳の奥の秘密」

この週観た映画(「冬の小鳥」「シングルマン」)は2010年でベストというか、心に残る映画ばかり。そのうち一番面白かったのが「瞳の奥の秘密」。
日比谷シャンテにて。

たぶん初めて観るアルゼンチン映画。
漠然と抱くアルゼンチンというかブエノスアイレスのイメージは、
華やかな時代は過ぎ、枯れて退廃して、でもなんとなくおしゃれ(洗練された部分がある)。
勝手な個人的イメージだけど、映画もそんな感じがした。

カテゴリーは?ミステリー映画なのだろうけど、愛の映画でもあり、その時代のアルゼンチンの政治体制や空気を描いた人間ドラマでもあり、とにかくどの分野をとっても完璧。

刑事裁判所を退職したペンハミンが25年前の未解決事件を小説にしようと、かつての上司であり叶わぬ想いを寄せていた相手でもあるイレーネを尋ねる。
それは過去の未解決事件と向き合うとともに、自分の人生そのものに向き合うことだった。

過去の未解決事件を解き明かそうとするミステリーはほんと面白い。
その醍醐味は、新たな視点で事件を見直したり、時間が経過したからこそ掘り起こされる真実があるから。
ただ、この映画はミステリーとしての面白さに加えて、心にはっと響くものがそこここにあるのがすごい。
そのうちのひとつは、「瞳をみればわかる」「瞳は多くを語る」というフレーズ。
よくある言葉かもしれないけれど、じわじわと心に残る。
(映画を観た後は、瞳をみればどんなことでもわかってしまうような気がした。←すぐ影響されちゃう人)
それと、ここまで深いのか!と驚きの愛(事件の真相)。

個人的には、ベンハミンが過去と向き合うことで自分の人生を再び動かそうとするところ。
が一番かな。
あ、それと、抜けたAが”愛してる”に変わるのが粋ですごく好き。

満足度:★★★★★(満点!)
しみじみ
「映画って面白い。観てよかった。」
と思える映画だった。

El Secreto De Sus Ojos
Wea Argentina
2010-05-04
Various Artists


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