血天井とりんぱの寺

応挙犬からの連想で杉戸絵といえば。。。で思い出した京都の養源院。
琳派の名品があると知り、訪れたときのこと。
ガイドブックに載っていなかったので、不用意な気持ちで行くと。
画像

こちらは”血天井”で有名なお寺だった。

紅葉の京都旅行はどのお寺も大混雑。
なのに、ここを訪れた時(2005年11月)観光客が誰もおらず、恐る恐る声を掛けるとお寺の方がどうぞと案内してくださったのが、まさに血天井。
伏見城落城時、鳥居元忠以下の将士が自刃した板の間を天井にしたのだそう。

怖がりなので、もうそれだけで冷や汗でいっぱいいっぱいなのに、お寺の方が長い指し棒とテープを持ってこられて。
テープ音声で由緒が語られ、指し棒でこのあたりの血溜まりが…と数名分の解説してくださる。
人の形が。。。
詳細な解説のせいか、数百年経っているというのにとっても生々しくて。。。

画像こちらの琳派の名品とは、俵屋宗達の杉戸絵。
象、獅子、麒麟の躍動感あふれる絵で、平常心で見ていたら、さぞや堪能できたと思うけど、小心者なので、ささっと拝見して、でもおみやげの絵葉書だけは忘れず購入して帰る。

そもそもこの絵は自刃した英霊を慰めるための絵で、象の姿はユーモラス、麒麟は跳ね、獅子は今舞い降りたような姿で、心踊るような絵。
英霊も慰められるはず。

本当に素晴らしくて、琳派好きな方にはオススメなのだ(狩野山楽の襖絵もあり)。
ただし、あくまでも血天井がメインのお寺。

なお、現在白像図・唐獅子図杉戸は東京国立博物館『大琳派展』に出張中。

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