桜と月と湖と「東山魁夷展」

東京国立近代美術館にて5/18まで開催の「生誕100年 東山魁夷展」。
展覧会HPでブロガー対象プレビューがあるのを知り応募して(ブログやっててよかった♪)、展覧会開催前日、桜が満開の夜の美術館に行く。

美術館の外には皇居の桜。
会場にも桜。
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『花明り』
京都円山公園のしだれ桜。
このごろ一本桜の銘木にすごく惹かれるけれど、この絵を観ると一目瞭然。
美しく老いてなお輝く生命力。
醸し出す荘厳で幽玄な雰囲気。

東山魁夷に興味を持ったのは、北欧の連作がきっかけだった。
特にフィンランドの湖を描いた作品。
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『白夜光』
実際のフィンランドの森と湖の風景も美しく魅力的だけれど、作品の中の白夜に輝く湖は、夢の中で見た湖のようで心に迫る感じ。
こういうのを心象風景というのかも。

今日の一枚
『二つの月』
北欧連作の1つで、割と小さな作品。
画面上半分は、木々(フィンランドの森)の上に少し欠けた白い月が浮かぶ。
下半分は湖(もしかしたら穏やかな海かも)が描かれ、水面に木々と白い月が映る。

この絵を見たとき、涙が浮かんでしまった。
理由はわからない。
でも涙。

後から、どうしてかなぁと不思議で不思議で。
「月は自分。湖に映る月が自分の心。心を見てる自分に泣けた?」
「うーん。月の光のせいかもしれない。」
と考え、最後にもう一度戻って、月の描かれた絵ばかりをチェックしながら観て廻る。
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『冬華』
月や月の光を描いた作品がかなりあって、どれも好きな作品ばかりだった。
さらに、太陽の光であっても、白夜の太陽や『冬華』の冬の太陽の作品にも惹かれた。
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過去最大の回顧展というだけあって代表作がずらりと並び、誰もが一度は目にした作品が必ずあるはず。
2Fの展示室には奈良の唐招提寺の障壁画『濤声』『揚州薫風』が襖ごと展示されていて、とにかく見応えがある展覧会だった。

東京展の後の巡回は、長野県信濃美術館 東山魁夷館にて7/12~8/31まで。

それと、公式HPでは壁紙ダウンロードサービスをやっていて、現在あし007も『白夜光』壁紙を使用中♪

東山魁夷の世界

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