牛の鈴音

「牛の鈴音」の試写会に映画美学校に行く。

「牛の鈴音」は、30年一緒に畑仕事で働き続けた牛とお爺さん、文句を言いながらも気遣うお婆さんの様子を撮った韓国のドキュメンタリー映画。

静かなドラマがあり、観終わってから
そうだった。これはすべてドキュメンタリーで、何も作りこんでないんだよなぁ。
と不思議な気分になる。

牛(ペットではないので愛称などない)は、寿命が15年なのに既に40年ほど生きている。
お爺さんは、死期が近づく牛とちょっとでも長く一緒に働き続けたいのか、働いていれば居場所があるからか、牛を気遣いながら働かせ、牛のためだけに草を刈る。農作業の合間に、牛のためにタンポポを刈る。その姿にお婆さんはやきもちを焼いてるかのように悪態をつく。
驚いたのは、とうとう牛市場につれていかれた牛が涙を流すシーン。
やっぱりわかるんだ。
売りたくなくて、価格を下げないお爺さん。

牛とお爺さんの姿も心に染みたけど、何よりお爺さんとお婆さんが身を粉にして働く姿が一番心に残った。
農薬やトラクターを使わず、牛を使って畑を耕し、痛んだ身体に鞭打つように文字通り這い蹲って苗を植えて雑草を刈り、お米や唐辛子を作り、身を削るようにして丹精こめて作ったお米を真っ先に子供たちに送る。

スターも出ないし、大きなドラマもない、牛とお爺さんたちの日常を描いた、言ってみればとにかく地味な本作が、韓国で記録尽くしの大ヒットというのもわかる気がする。
癒され温かい気持ちになるのは皆同じだから。

満足度:★★★☆☆

12/19から全国ロードショー。
公式HPは、こちら


ちなみに、今回初めて映画美学校の試写室に行くも、これが入っている京橋の片倉ビル。エントランスや中の吹き抜け部分などとっても味があり、好きな明治大正昭和の洋館だった!100%チョコレートカフェの真ん前だからいつも何気なく見てたはずなのにっ。
調べたら大正期の洋館。
でも、どうも立替のようで、テナントはほぼ出て行った様子。全部取り壊しなのだろうか?
いつも持ち歩くカメラを忘れてしまったのが残念だけど(ケータイ写真は失敗に)、映画と洋館で2度美味しい試写会だった。

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