台北に舞う雪

「山の郵便配達」のフォ・ジェンチイ監督の新作。東京国際映画祭にて。

テン・ウィンターズ」に続き、冬のラブストーリー。でも全く趣が違う。

声が出なくなり失踪した新人歌手メイと、失踪先で出会った心優しき田舎の青年モウの淡い恋の物語。
モウのおかげでメイは徐々に立ち直り、声も取り戻す。

ローカル列車が駅に到着する抒情的な場面で、一気に作品世界に入り込んでしまった。
このローカル列車がちょっぴり出てくる度に、懐かしくてちょっと寂しい感じが伝わってくる。

それと、チントンという街(台北の郊外にあるそう)の湿った情景が美しくて。
山から霧が立ち登り、家々の寂れた様子、ちょっとした観光地のけばけばしさまでもがノスタルジックな雰囲気を醸し出していた。
雨のシーンは、雨ってこんなに優しかった?と思うぐらい、心にしんみりきた。
失踪して心を癒すにはぴったりな場所。
ローカル列車に乗って、こんな街に立ち降りたいなぁ。

とにかく、モオの街や街に住む人へ向ける気持ちが温かくて。
さらにメイに向ける思いやりが優しくて。
切ないラブストーリーなんだろうけど、やたらと温かい気持ちになった。
愛おしい雰囲気の街中を、愛おしさ炸裂のチェン・ボーリン演じるモオが自転車で駆け抜けると、もう見ているだけで癒された。

モオが自転車の荷台にメイを載せて走るシーン。
メイが手に持つ風車が回り、幸せそうな二人の自転車シーンがいつまでも記憶に残った。

満足度:★★★☆☆

少し冗長かなと思う場面もあって。
チェン・ボーリンが役にぴったりで、とってもキュート。
2010年にシネスイッチ銀座にてロードショー(ああ、この作品には配給がついているんだ。他の作品も配給がつくといいなぁと切に思う。一映画ファンとして。)。

チェン・ボーリン 五月の恋 [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ
2007-05-11

ユーザレビュー:
 バランスのよい映画 ...
未だ道半ばの華流韓流 ...

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2002-05-24

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