大琳派展その3「鹿笛と奈良と光琳菊」

鹿しか大作戦で、奈良鹿の写真を撮ったりグッズを求めたりしてなかったら、「綺麗な蒔絵ね。」と通り過ぎていたかも。

今日の一品
画像

本阿弥光悦の『群鹿蒔絵笛筒』

大琳派展でも紅葉に鹿とか、鹿モチーフはいろいろあったけれど、この鹿笛の鹿が一番印象に残る。

鹿のポーズや群れる様子が、「まさにおととい奈良で見た鹿の様子そのもの!」
「そうそう。皆こんなポーズとってたよー。」
実際、光悦が春日野に遊ぶ鹿の様子を描き写したのだそう。
それが、こんな綺麗な蒔絵の文様になり、更には鹿の生き生きとした様子まで再現されている。
奈良の大和文華館所蔵(重文)。

大和文華館からの作品では、光琳の『扇面貼交手筥』(重文)と『流水図広蓋』も記憶に残る。
前者は小さな光琳美術館と解説してあって、会場で見たときも大勢の人がぐるりと囲んで熱心に鑑賞。
蓋部分には赤と白の菊。胡粉で盛り上がってる菊。
後者も胡粉で盛り上がった白い菊がぐるりと囲んでいて。
この2つは工芸だけど、あ!と思い出したのが屏風の菊。
以前、「対決 巨匠たちの日本美術」展でのお気に入り(今日の一枚)は、光琳の『菊図屏風』だった。
屏風の菊も胡粉で盛り上がっていて。
菊はどうしても立体表現にしたくなるのか?
光琳の菊はどれも素晴らしかった(光琳菊という文様があるぐらいだから、菊への思い入れも大きいのかな)。

大和文華館からは、光琳のパトロンのねっとりした妙に記憶に残る絵『中村内蔵助像』(重文)も出展されていて、とにかく次回奈良に行ったら、大和文華館には是非行かねばと思ったのだった。
(今回は正倉院展と鹿でめいっぱいで余裕なかったのと、お目当てがほぼ東京出張中⇒大琳派展だったので。)

その4「抱一の風」につづく。
その1「夏秋渓流」
その2「風神雷神」




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