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zoom RSS 桜と月と湖と「東山魁夷展」

<<   作成日時 : 2008/04/08 00:10   >>

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東京国立近代美術館にて5/18まで開催の「生誕100年 東山魁夷展」。
展覧会HPでブロガー対象プレビューがあるのを知り応募して(ブログやっててよかった♪)、展覧会開催前日、桜が満開の夜の美術館に行く。

美術館の外には皇居の桜。
会場にも桜。
画像

『花明り』
京都円山公園のしだれ桜。
このごろ一本桜の銘木にすごく惹かれるけれど、この絵を観ると一目瞭然。
美しく老いてなお輝く生命力。
醸し出す荘厳で幽玄な雰囲気。

東山魁夷に興味を持ったのは、北欧の連作がきっかけだった。
特にフィンランドの湖を描いた作品。
画像

『白夜光』
実際のフィンランドの森と湖の風景も美しく魅力的だけれど、作品の中の白夜に輝く湖は、夢の中で見た湖のようで心に迫る感じ。
こういうのを心象風景というのかも。

今日の一枚
『二つの月』
北欧連作の1つで、割と小さな作品。
画面上半分は、木々(フィンランドの森)の上に少し欠けた白い月が浮かぶ。
下半分は湖(もしかしたら穏やかな海かも)が描かれ、水面に木々と白い月が映る。

この絵を見たとき、涙が浮かんでしまった。
理由はわからない。
でも涙。

後から、どうしてかなぁと不思議で不思議で。
「月は自分。湖に映る月が自分の心。心を見てる自分に泣けた?」
「うーん。月の光のせいかもしれない。」
と考え、最後にもう一度戻って、月の描かれた絵ばかりをチェックしながら観て廻る。
画像

『冬華』
月や月の光を描いた作品がかなりあって、どれも好きな作品ばかりだった。
さらに、太陽の光であっても、白夜の太陽や『冬華』の冬の太陽の作品にも惹かれた。
画像

過去最大の回顧展というだけあって代表作がずらりと並び、誰もが一度は目にした作品が必ずあるはず。
2Fの展示室には奈良の唐招提寺の障壁画『濤声』『揚州薫風』が襖ごと展示されていて、とにかく見応えがある展覧会だった。

東京展の後の巡回は、長野県信濃美術館 東山魁夷館にて7/12〜8/31まで。

それと、公式HPでは壁紙ダウンロードサービスをやっていて、現在あし007も『白夜光』壁紙を使用中♪

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
月 夜 桜 水
自然を描くと 自分の心境で本物以上の何かを感じるんですね 繊細あし007さん すごい! 魁夷について日曜美術館で最近取り上げられてた気がしましたが。。。違ってたらゴメンナサイ 夏の夜もいいけど春の夜と甘い香りがいいですね
メミコ
2008/04/08 13:49
★メミコさんへ
繊細?かなぁ〜結構太いです。
単に歳をとって涙腺がゆるんでいるだけかも。

日曜美術館はここのところ観てなかったんですが、4/12のテレ東「美の巨人たち」でとりあげるという紹介がありました。

ほんと春の夜の甘い香りいいですね。
この美術展を観た後、千鳥が淵の夜桜を見て帰ったのですが、雨上がりでしっとりしてていい香りでした。
あし007
2008/04/09 00:17
どれも静かで美しいですね。
昔、国語の教科書に東山魁夷のエッセイが載っていて、円山公園のしだれ桜の上に月が出てきた瞬間のことも書かれていました。たしか、月と桜の出会いみたいな。
モリくん
2008/04/17 07:32
★モリくんへ
おっしゃるとおり、静謐という言葉がぴったりの絵ばかりでした。

小学生(かな?)の心に残ったとは。
絵と文章を覚えているっていこと自体がすごく素敵です。豊かな心を育むってそういうことなんだろうなぁと思いました。
美術館は、現代美術以外は若い人が少ないけれど、やっぱり感性が柔らかい子供や若者がもっと行くべき場所ですよね。
あし007
2008/04/17 20:34

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